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無線LAN
リーズナブル&ビギナー対応だからホームユースでも高速無線LANを楽しめる!
IEEE802.11b/g対応 無線LANアクセスポイント LD-WL54G/AP
型番
(下:JANコード)
特長 標準価格[税込]
(下:税別)
備考
 LD-WLS54AG/AP 
 4953103021013
    74,800円 
68,000円 
 販売終了
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特徴

● IEEE802.11b/gの2規格に対応

遮へい物に強く伝送距離の長い2.4GHz帯(11g)の54Mbps無線LANに加え、従来からの11Mbps(11b)とも通信可能です。

● SSID(ESS ID)対応

SSIDは無線LANを区別するグループ名です。同じSSIDを登録した無線アクセスポイントと無線クライアントだけが相互に通信できます。各メーカーが出荷時に初期値を設定していますが、導入時には設定を変更する必要があります。また、無線クライアントの台数が多い大規模な無線LANでは複数のSSIDを使ってグループ分けすることでトラフィックを分散することができます。最近は無線クライアントの設定ユーティリティやWindowsXPのワイヤレスネットワーク設定で受信可能な無線LANのSSIDが自動的に表示される機能があるため、セキュリティとしての機能は薄れつつあります。

● WPA(WPA-PSK、WPA-EAP)に対応

WPA(Wi-Fi Protected Access)は無線LANの普及団体「Wi-Fiアライアンス」が提唱するユーザ認証とデータの暗号化を組み合わせた新しいセキュリティ規格です。

【WPA-PSK】
認証サーバである「RADIUSサーバ」がない環境でWPAを利用するためのユーザ認証方式です。クライアントとアクセスポイントの双方に「共通鍵PSK(Pre-Shared Key)」と呼ばれる半角英数字8〜63文字のパスフレーズを入力します。暗号化に使用するTKIPは一定間隔で自動的に暗号を変化させるのでWEPのように定期的に手動で設定を変更する手間がありません。設定手順が簡単なのでホームユースのセキュリティに適しています。

【WPA-EAP】
ユーザ認証の規格である「IEEE802.1X規格」を使ってユーザ認証をしますので「RADIUSサーバ」が必要になります。EAP(Extensible Authentication Protocol)はPPP接続を拡張した認証プロトコルのことで、さらにいくつもの認証タイプに分かれています。当社のWPA-EAP対応製品では認証タイプとしてTLS、PEAP、MD5などを選択することができます。RADIUSサーバなどの専用設備やネットワーク知識がある管理者が必要ですがWPA-PSKよりもさらに厳格な認証チェックをおこなうので企業などのセキュリティに適しています。

● WEPは152ビットにも対応

WEP(ウェップ:Wired Equivalent Privacy)はデータを暗号化する標準規格で、64/128/152ビットの3つの強度があり、ビット数が大きいほど解読しにくく強固な暗号といえます。しかし、最近では解読技術が進み企業のようなデータ量の多い環境では64ビット程度のWEPであればデータを解析することで簡単に暗号キーを解読されるようになっています。そこで本製品には、128ビットに加え、152ビットでのWEPが設定できるようになっています。

● AES対応

WEPに代わる暗号化方式のひとつです。アメリカの国立研究機関で選定された新世代の暗号化技術で、アメリカの複数の政府機関が採用しています。暗号は複雑化すると解読されにくくなる反面、暗号化および元に戻すための処理時間が長くなり、データの転送速度に影響を及ぼします。そのためAESでは処理時間が長くならないように考慮されています。

● TKIP対応

WEPに代わる暗号化方式のひとつで、パケット偽造、リプレイ攻撃をはじめとするWEPのさまざまな問題点を解決しました。暗号は一定間隔で自動的に変更されるのでWEPのように利用者が定期的に手動で暗号を変更する手間がありません。長時間に渡って盗聴されても暗号が途中で変化するので解析は極めて困難です。暗号化の要素としてクライアントのMACアドレスも利用されるためクライアントごとに暗号が異なり、さらに解析を困難にします。TKIPはWi-FiクライアントのWPAにも取り入れられています。

● 802.1X認証対応

ユーザ認証の規格のひとつでRADIUSサーバと呼ばれる認証サーバが必要になります。無線クライアントから無線アクセスポイントに接続するために認証要求があると、無線アクセスポイントは認証サーバにその無線クライアントからの認証情報と認証サーバにあらかじめ保存されている情報を比べます。そこで正当性が認められると、その無線クライアントの接続を許可するように無線アクセスポイントに返答します。

● MACアドレスフィルタリング対応

無線クライアントが使用する無線LANアダプタには、MACアドレスと呼ばれるアドレスが割り当てられています。このアドレスは無線LANアダプタごとに異なる数値になっており、世界に同じアドレスを持つネットワーク機器は存在しません。そこでMACアドレスを無線アクセスポイントに登録することで、登録されたMACアドレスを持つ無線クライアントだけ無線アクセスポイントへの接続を許可したり、逆に拒否することができます。

● APステルス対応

無線クライアントの設定ユーティリティやWindowsXPのワイヤレスネットワーク機能により、第三者にSSIDを知られる恐れがあります。そこで、これらの機能を使っても他人にSSIDを知られないよう、送信される電波に含まれるSSID情報に特殊な処理をする機能がAPステルス機能です。

● 覗き見防止機能

不特定多数のクライアントが接続する無線スポットやオフィスの共有スペースでは、全く他人同士が無線LANを利用することになります。そのため同じ無線アクセスポイントに接続している他のクライアントから自分の共有ファイルなどを覗き見される恐れがあります。「覗き見防止機能」をオンにすると、無線アクセスポイントに接続しているクライアント同士は相互に通信できなくなるのでこのような心配がなくなります。


仕様
規格 有線部 IEEE802.3(10BASE-T)/IEEE802.3u(100BASE-TX)/IEEE802.3x
無線部 IEEE802.11/IEEE802.11b/IEEE802.11g, ARIB STD-T66
周波数帯域 2.4GHz(2.412 から 2.472GHz)
チャンネル 1〜13ch
伝送方式 OFDM方式(IEEE802.11g)DS-SS方式(IEEE802.11b)
伝送速度 11b 11/5.5/2/1Mbps
11g 54/48/36/24/18/12/9/6Mbps
伝送距離 11b 屋外 屋内
11Mbps(約130m)
5.5Mbps(約180m)
2Mbps(約220m)
1Mbps(約270m)
11Mbps(約60m)
5.5Mbps(約90m)
2Mbps(約110m)
1Mbps(約130m)
11g 屋外 屋内
54Mbps(約100m)
48Mbps(約150m)
36Mbps(約180m)
24Mbps(約220m)
18Mbps(約220m)
12Mbps(約250m)
9Mbps(約250)
6Mbps(約270m)
54Mbps(約40m)
48Mbps(約50m)
36Mbps(約60m)
24Mbps(約70m)
18Mbps(約70m)
12Mbps(約80m)
9Mbps(約80)
6Mbps(約100m)
アクセス方式 インフラストラクチャ
アンテナ方式 ダイバシティアンテナ
セキュリティ SSID、MACアドレスフィルタリング、WEP64/128/152ビット、WPA(IEEE802.1x、TKIP、AES)、APステルス機能、覗き見防止機能
電源 電圧:DC5V, 電流:2A(ACアダプターを使用)
消費電力 6.0W(最大)
対応機種 PC/AT互換機(DOS/V)、NEC PC98-NX (インターネットエクスプローラ5.5以上搭載のパソコン)
環境条件 動作時 温度0℃ から 40℃/湿度10% から 90%(結露なきこと)
保管時 温度-10℃ から 65℃/湿度5% から 95%(結露なきこと)
サイズ (幅)30mm×(高さ)124mm×(奥行き)96mm(台座やアンテナは含まず)
重量 約165g