Windows Vistaには、最新のWebブラウザである「Internet Explorer 7」(IE7)が標準で搭載される。IE7の最大の特徴は、タブブラウジング機能を搭載した点。複数のページをタブで切り換えながら閲覧する仕組なので、デスクトップを有効に利用できるのだ。タブで開いている複数のページを、サムネイル表示することもできる。また、セキュリティ機能も強化され、これまで以上に快適で、しかも安全なインターネット環境になる。
Windows Vistaではセキュリティ機能が大幅に強化されている。新たにスパイウェアの検出と削除が可能な「Windows Defender」を搭載し、ウイルスやスパイウェアによる不正なプログラムの実行を防止するため、ユーザーアカウントの制御が厳密に行なわれるようになった。これは「ユーザーアカウント制御」(UAC)という機能で、管理者権限が必要な操作を行なう際に、画面が暗転して許可を求めるダイアログが現われるというもの。また、Windowsファイアウォールの機能も強化され、PCから外へ出ていくパケットも監視できるようになっている。