リモートバックアップ
ネットワークで接続された2台のNAS(メイン機とバックアップ機)※に、データを保存するのがリモートバックアップです。
リモートバックアップには2つのタイプがあります。
・リアルタイム:メイン機のデータをバックアップ機に即時バックアップする。
(同期タイプをメイン機とバックアップ機で完全に一致させる"同期"を選択することでレプリケーションすることが可能です)
・スケジュール:任意のスケジュールでメイン機のデータをバックアップ機に保存する。手動で実行することも可能です。
メイン機に障害が発生しても、バックアップ機を設定変更することで、バックアップ機をメイン機として使用することができます。
メイン機とバックアップ機※は、別の拠点に設置してデータを保存することが可能です。
例えば本社と地方営業所、本社とデータセンターなど、メイン機とは別の遠隔地にバックアップ機を設置することで自然災害等から重要なデータを守ることができます。
リモートバックアップの設定方法
NSB-5A/7Aシリーズ リモートセットアップ 設定ガイド
準備するもの
・NAS×2台(メイン機とバックアップ機)※
※NSB-5A/7AシリーズのNASを2台ご用意ください。
バックアップ設定手順
NSB-5A/7Aシリーズ同士でのリモートバックアップにつきまして、ここでは、「NAS to NAS」による設定手順を参考に記載します。
「バックアップマネージャ」の選択
管理画面、左上のメニューボタンより「バックアップマネージャ」を選択します。
「NAStoNAS」の選択
バックアップを実行するNSB-5A/7Aシリーズのバックアップマネージャより、
[NAS to NAS]をクリックし、[レプリケーションジョブの作成]をクリックします。
バックアップ元のNAS設定
「レプリケーションジョブの作成」
「レプリケーションの作成」画面が表示されますので、バックアップ情報の入力及び設定反映後、[適用]ボタンをクリックします。
以上で、NAS to NAS のバックアップ設定は完了です。
初期値では、設定完了後、ただちにバックアップが実行されます。
スケジュールバックアップを実行される場合は、バックアップ周期ボタンをクリックいただきバックアップスケジュールを設定ください。
設定の完了
設定したバックアップ情報が、リストに反映されます。
以上でリモートバックアップ設定手順は完了です。
補足:「レプリケーションジョブの作成」入力内容
異常発生時のNASデータ復元方法
メイン機のシステム異常発生。
NASに問題が発生すると、ビープ音やEメールで通知します。
問題発生までのバックアップデータは、バックアップ機に保存されています。
バックアップ機を新たにメイン機として設定する。
異常が発生したメイン機に繋がっているLANケーブルを、バックアップ機につなぎ変えます。管理画面からシステム設定を行い、バックアップ機を新たにメイン機とします。
異常が発生した元メイン機をメンテナンスする。
異常が発生した元メイン機を症状に応じてメンテナンスし、再度利用できる状態にします。
メンテナンスされた元メイン機をバックアップ機として設定する。
メンテナンスが完了した元メイン機を、バックアップ機として設定し、再びリモートバックアップを開始します。