
モデルが複数の曲面を含んでいるので線画レンダ※した絵は今回のデザイン伝達手段としては適当ではないと判断した。近年はトゥーンシェーディング※された3DCGメカが動き回るアニメも一般的に見られるようになったが、そうした場で用いられる「輪郭線と色面で構成される、曲面の表現」はこのタイプの仕事では全く何の役にも立たない…残念、というほど残念にも思わないが、こうした異業種での仕事は普段使わない脳の部分を使ったりするので(見たわけではないがたぶんそんな感じ…かな?)そういった楽しみはある。
士郎正宗
Vol.4
某月某日●用語解説(エレコム調べ)
※金型刻印…金型に文字を彫り込み、(印刷ではなく)成型で文字としてみせる事。
※ケーブルブッシュ…ケーブルの付け根にある、断線を防止するための部品。
※レンダ…レンダリングの略。3Dソフトを使って作成した形状データを画像出力すること。
※線画レンダ…線だけでレンダリングしたもの。
※トゥーンシェーディング…3Dソフトを使ってレンダリングする時に、手描きイラストやセルアニメを思わせる線・色によって立体モデルを描画する技術のこと。
士郎正宗
神戸市出身・在住のイラストレイター。『アップルシード』(1984年~)『攻殻機動隊』(1987年~)の原作者。近年は小説の挿し絵(島田荘司氏著『Classical Fantasy Within』、須永ふーき氏著『武侠学園』、星野亮氏著『ザ・サード完全版』)、漫画や映像作品の原作(六道神士氏著『紅殻のパンドラ』)、ゲームや雑誌ピンナップのイラストなど幅広いジャンルで活動中。